映画レビュー❘仄暗い水の底から
YouTubeで限定無料公開中でしたので観ました。
水、それも汚い水が出るシーンが多いので梅雨の時期に見ると画面の薄暗さも相まって余計にジメジメさが伝わります。何度か、この映画を観ましたが、ビックリするような場面は無く、淡々と話は進んでいきます。
YouTubeのコメントには、怨霊(決めつけはよくないけど、成仏していない事故死した幼児)から自分の娘を守ろうとした母親に涙が止まらない文面がちらほら。
母親が事故死した子側についてしまったことで、助かった娘は父親の方へ。成長した娘が、母親と一緒に暮らした部屋で再会した母親に「父は再婚し、後妻との間には子供がいる」と言う。
どこか、同じように育てられても育ての母は所詮、他所の人だというのが感じられましたから。個人的には、最後まで対決してシンママとして生きていて欲しかった。
そうなること(自分の娘の不憫さ)を予見して、母親は自分の娘を守るため、事故死した子と最後まで戦ってほしかったと。死んだら元も子もないのです。
部屋の内覧(今は、内見というそうですね)時に、先客が逃げるように出て行った事(雨が降っていたから急いでいたとも見える)、上階からの雨漏れに気が付いてない等。
薄暗いけど、雨が降っていたから
一度だけ見に行って決めちゃうのは、どうなのかなぁと。個人的に転居や住宅売買を何度もやってきたので、下見は何度か行った方がお勧めです。
「さっきのお客さんも内見にきたから早い者勝ち」
不動産屋の常套句です。
即決できなければ、その部屋や家とは縁が無いぐらいに思っておけば良いのです。
「私が主人公なら、こう動く」なんてことを考えながら観てしまうので、結果、なんだかなぁという気分で見終えました。