トイレットペーパー騒動

他所様から聞かなければ判らなかった、コロナウィルスの影響による噂話、ガセネタの拡散、買い占め騒動。一部地域で発生した買い占め騒動は何の影響も無い自身が住んでいる地域でも「情報弱者」が駆け込み購入をしているようです。

トイレットペーパーのパッケージに「日本製」と書いてあるし、全国各地に製紙メーカーがあるわけで「明日、尻を拭く紙が無くなる!」と必要も無いのに買い込んでいる人たち。

傍から見ていたら滑稽なことですが、本人達にしてみたら「明日、尻を拭く紙が無くなる!」の一心。それがデマ情報だと判っていても、手元に大量にあると安心する。騒動が一段落しても置く場所に困らなければ問題無い。

占星術では、これまでの時代は「所有すること」がメインだったので、お金にしてもモノにしても持っておきたい、手放したくない。とにかく持っていることで安心する時代でした。

もう、長く続いた「所有を良し」とする時代は終わるのです。ただ、急に「はい!今日から新時代!」ってなワケにはいきませんから、何年も掛けて価値観や思考が変わっていくのです。

今は時代の入れ替わりの時ですから「これまでの人」と「これからの人」の間で色んなことでせめぎ合う期間で、それが終わると、これまでの時代の生活が「まるで時代劇を観ているよう」と思うようになるのです。

過去から学ばない人がいるのは仕方無いですよね。そういう時代を生きているのですから「所有することで完結してしまう思考」には、終わりが無いです。誰かが言ったことを鵜呑みにして周りに撒き散らし平気で「テレビが言っていたから」と言う。それだけ物事をしっかり考えない人が多かったのだろうと思います。

また、10年、20年過ぎて今の出来事を振り返ると「ナニこれ?」となるはずです。