実話|本当にあった不思議な話 誰かが伝えたかったメッセージ 沖縄編

2020年12月沖縄旅行最後の訪問地、旧海軍司令壕です。

随分前にどこかのサイトで司令壕の内部を見たのですが、その時に「あれっ?」と感付くことがあって以来、ずっと気になっていましたので何だったのか確かめに行って来ました。

観光で「ヒャッハ~♪」という気分で行くような場所ではありません。足取りは少々、重かったのですが入場しました。

資料館を先に観覧するように促され、原因になる事がどれだったのか、ひとつひとつ確かめるように見ましたが、ここでは無い感じ。

壕へ向かう階段から、何とも言えない匂いや肌に当たる感触、鳥肌が立ったままで壕内部へ進みました。

壕の中で見学する人は誰もいません。

「早く出たい」と心底思いつつ「行かねばならない」と誰かに背中を押される感触のまま司令室へ向かいました。

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司令官室には机と菊の花が飾られています。ここまでは何事もなく見学しました。
その横の部屋に入った途端、号泣。

え?なんで泣くんだろう・・・私。

「こんな死に方しなくても良いじゃないですか・・・」

え?私が、なんでこんなことを口走るんだろう。

その後、何か口走っていたのですが記憶にありません。誰かが言わせたかったのでしょうか?気持ちをしっかり持たないとヤバいと心底思いましたので、我に返って手を合わせご冥福を祈念しました。

ボタボタとこぼれていた涙もスパッと止まり、周りをキョロキョロしましたが誰もおらず一礼をして部屋を後にしました。

第二次世界大戦中、日本軍司令部の場所で司令官、将兵と共に最期を遂げた壕であり、私がこのような不思議な体験をしたのは、彼らが自死した部屋でした。

壕の中は写真撮影OKでしたが、写真を気軽に撮るような場所では無いと思いました。この部屋の写真は撮りませんでした。

面白半分で行くような所ではありませんし「誰かの犠牲の上にある平和」を心底考える機会になりましたし、初見で疑問に思ったことも行ってみて解決し、祈念することができて安堵しました。