石敢當|魔除けの不思議な話 沖縄編

沖縄の街をブラブラしていると必ず目にするのが「石敢當(せいがんとう)」です。魔除けの置物ですが、置く場所がきちんと決まっていることをご存じでしょうか。

一度、どういう環境で置かれているのかを石敢當を中心にグルッと見てみると「なるほどなぁ」と思うことがいくつかあります。

丁字路、三叉路、十字路など道の分かれ目にブチ当たる建物には必ず置かれているようです。沖縄では魔物除けですが、風水では気の流れとも言われています。

たとえば、丁字路の縦棒と横棒が重なる部分に当たる家は、縦棒の部分(道)が長ければ長いほど気の流れの受け方が強くなります。

川遊びなどで、石を使って丁字路を作って試してみると分かりやすいと思います。

石敢當



那覇市内の観光客なら必ず歩く通りの交差点にある店の石敢當。

ここは丁字路の交わる場所で縦棒(道路)の距離がかなり長いですから、相当な気の流れがここの建物に当たっているはずです。

石敢當が置いてある部分(面)の正面に玄関を作ってしまうと良い気も悪い気も勢いよく流れ着く為に災難が起こりやすくなります。

実際、地方で見かけた丁字路の交わる土地は、商店や病院等をオープンしてはトラブルや災難続きで閉鎖や閉店、あってはならない殺人事件などで、今や空き地や空き家のままだと聞きます。

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運が良いパターンは、事前にこういった知識を知らなくても個人、会社の運気が味方をして自然に回避しています。

商店に限らず、個人の住宅でも「分かって、そういう土地に住む」場合は、石敢當や植木や壁で直接、住宅に入れないようにする等など、魔除け対策をしているようですね。

丁字路やY字などの他、目に見える形で家の角がこちらを向いているとか等、街中を歩いているだけで魔除け対策を発見することが多いです。