母の死

この数日に、尊厳死・献体が身近な出来事であり思い出したのが、母親の事。

母は、癌で亡くなったのだが、余命半年の時に治療不可能で大学病院から放り出され、病気に無知な私は、希望を失わさせないよう当時、暮らしていた徳島へ呼び寄せ個人病院へ入院させた。

 

合間に、ひょうたん島巡りや、ちょっとした観光に連れて行ったりしたが、病院でも「ご存じですよね。お母様の事」と。

余命を言われているのに、本気にしていなかった家族。

終末期の過ごし方として
この選択は正しかったのか?
もっと、穏やかな選択できなかったのか・・・とか。

映画「眉山」と自身が重なる。

生死を行き来している母親の傍で言っても理解して貰えない出来事に遭った事で特殊な「感」みたいなものが身に付いたのではと。

すべて、今の生業に繋がっている。